#osc14tk 聴講メモ 次世代 #FreeBSD 、10.0で実現された新機能を知っていますか?
オープンソースカンファレンス2014 Tokyo/Spring – イベント案内 | 2014-03-01 (土): 次世代FreeBSD、10.0で実現された新機能を知っていますか?
- 2014-03-01 (土) 14時00分
▶ #osc14tk 次世代 #FreeBSD 、10.0で実現された新機能を知っていますか? – YouTube
自己紹介
- 後藤大地さん GOTO Daichi 1980~
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有限会社オングス、 BSDコンサルティング
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FreeBSD committer
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FreeBSD Daily Topics
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FreeBSD勉強会
10.0Rで注目される変更
- 最近のFreeBSDはEdgeサーバ、大規模なストレージ管理で使われることが多い為、ディスク周りの新機能が多い
ZFS機能強化とSSD対応
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UFSと比べると、ボリューム管理も含められていて、柔軟な管理が出来る
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OpenSolarisのZFSがベース
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OpenZFSを作ってOSごとの互換性を維持している
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L2ARC(メタ情報の圧縮) LZ4
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同じメモリ容量でもディスクの読み書きが速くなる
新しいiSCSIスタック
- カーネル上で動くようになった
UFSのオンラインgrowfs
- 読み書き可能な状態でマウントされたままサイズを変更することが出来る
BIND排除
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BINDのリリースのポリシーがあわず、最新版を追いかけるのが大変なのではずれた
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ローカルリゾルバはunboundnに変更
BHyVe (仮想環境基盤)
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Xen、KVMのようなもの
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後発な為、Intelの仮想化機能があることを前提に開発されている為ソースがシンプル
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親からは /usr/sbin/bhybe が1プロセス動いているだけに見えるが、その下ではOSが丸ごと動いている
パッケージ管理がpkgに
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packagesはバイナリでアップデートする方法が無い
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既存のLinux系のパッケージは細かく提供されて依存関係がある。
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pkgは全て(22000くらい)が週一で同時にアップデートがリリースされる。(リリース時に問題が
無い限り)全てのpkgを更新すれば依存問題は発生しない。
Amazon EC2が(標準で)対応
Hyper-V で正しく動くようになった
- MicrosoftとCitrix、NetAppが共同開発
ファイヤーウォールの機能強化
- ipfwの機能強化
FreeBSDデフォルトのファイヤーウォール。高速で安定している。
- pfのマルチコア対応
pfはOpenBSDベースなのでマルチコアに対応していなかった
pfのネットワークスタックがマルチコア化しているの現行BSDFreeBSDだけ
デフォルトのコンパイラがgccからLLVM Clang(エルヴィーエム クラング)に変更
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gccc4.3.2以降はGPLv3になってしまった為古いgccを使っていた
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コンパイル速度が速い。エラーメッセージが丁寧で分かりやすい。
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Playstation4でもLLVM Clangでコンパイルされている。OSもFreeBSDベース。
Unmapped VMIOバッファ
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ここ数年、マルチコアをいかに使いこなすかを念頭に開発されてきた。延びしろはまだまだある。
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キャッシュのショートカットパス
NetMap
- 高速ネットワークでデータをキャプチャ、監視するようなプログラムが作りやすくなる
ユーザー単位でリソースの管理
FreeBSD勉強会
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次は 2014/4/28
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jailで1000台のサーバを管理している「デジタルファーム」CTOの話
Appendix
- @daichigoto
AsiaBSDCon 2014
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BSDの学会
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2014/3/13~16 東京理科大学 森戸記念館
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カーネル開発者などが参加
BSD Research
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BSD認定試験を提供するベンダ中立の非営利団体
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BSD教育事業
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AsiaBSDConの開催